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2016.09.25 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

寺崎法印神楽 叢雲の舞 @寺崎八幡神社例大祭

さて本日は、寺崎八幡神社式年大祭においての寺崎法印神楽奉納最後の演目となった叢雲の舞です。

この日は町中お祭り広場に設えた神楽舞台で10:20から昼食休憩を挟んで3:00ごろまで神楽三昧でした。
途中表の通りを神輿やはねこ踊りが通る音が大きくて神楽の音声が聞き取れないこともありましたが、そこは祭りの賑わいというものですので、それも一興ということでしょう。

さて、叢雲です。八岐大蛇退治です。

この日は時間の制約もあったと思いますが、手名椎足名椎や稲田姫も登場せず、いきなり素戔嗚尊と八岐大蛇の対決から始まりました。

素戔嗚尊出現の場面での太鼓唱歌は、南部神楽でいうところのネリの唱歌になっています。動画でご確認ください。

IMG_6501_2016092508592229e.jpg

いかにも歴史の重みがありそうな吊るし大蛇です。
大蛇は頭腹尾の三箇所をロープで操っていました。

IMG_6506_2016092508592383c.jpg

いよいよ大蛇切りの場面にさしかかると、大蛇操作係が大蛇をロープから外します。
素戔嗚尊は大蛇の首を打ち落とすのではなく、大蛇を抱え上げての勝ち名乗りになります。

〽 八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣造る その八重垣を

IMG_6519.jpg

最後は、叢雲がこの日最後の演目でしたのでチラシ(太刀御神楽)となり、刀で注連縄を切っていきます。つまり真剣で激しく舞っているということです。

舞の最後に太刀を睨みつける所作が印象的な寺崎法印神楽でした。

IMG_6528.jpg

帰り際に祭り場では神輿かつぎで盛り上がっていました。寺崎の人々には次の四年後がまた楽しみになるのでしょう。

IMG_6535.jpg


動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.09.25 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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