寺崎法印神楽 魔王退治の舞 @寺崎八幡神社例大祭
さて本日は、寺崎法印神楽で魔王退治の舞です。
法印神楽では一般に魔王神璽という演目名で、猿田彦命が天照大御神を天の岩戸に導く道すがら、魔民(鬼)が来て災いをなすという場面を演じるものです。
最初に知驚が出て、事の成り行きを説明します。
「魔民来たって種々の災いをなす。如何に素戔嗚尊退治したまえやのう」
と、そこで太鼓の拍子が盆踊り風になり、二匹の魔民(道化)が出て、様々なエンターテイメントを発揮します。
客席に降りて餅を撒いたり、客席にちょっかいを出したりします。こどもたちも心得ていて、魔王退治が始まると神楽舞台に寄ってきます。
そこへ、知驚の呼びかけに応じて素戔嗚尊が現れ、鬼退治となります。
〽 この国は神国なり。幾度来たって妨げをなすとも我またかくの如く。よって再び来たって害を為さずと汝ら一々手形を出せ。然らば六天に返すべし。如何に如何に!
鬼ども 御赦免 御赦免 然らば手形を差し上げん
かくて鬼どもを退治した素戔嗚尊が太刀御神楽で舞い納めます。
動画でどうぞ。
