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2016.09.07 | Comments(1) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

大宮神楽 恵比寿舞 全国神楽大会ハヤチネ2016

さて本日は、全国神楽大会ハヤチネ2016から大宮神楽で恵比寿舞です。

大宮神楽の由来は当日パンフレットより

「大宮神楽は、今から679年前の鎌倉時代の延元2年(1337年)、大宮神社の別当で、羽黒派山伏の栄福院によつて伝えられた山伏神楽です。
大宮神楽は、田野畑村羅賀に鎮座する大宮神社の御神霊を権現様に移して、悪魔祓い、火伏せ、無病息災、家内安全、五穀
豊穣、大漁成就、天下泰平など幸せを祈って祈祷の舞をする神楽です。」とあります。

ところで、田野畑村和野の大宮神楽は、普代村の鵜鳥神楽と構成人員(神楽衆)がほぼ同じメンバーであるということです。
大宮神楽として活動する場合は大宮神社の権現様を奉じて、霞である田野畑村内の集落で神楽を演じる。一方、鵜鳥神楽として活動する場合は、鵜鳥神社の権現様を奉じて、霞である久慈市~釜石市の範囲を隔年で訪れているということです。
このことは、他の地方でも見られる「寄り合い神楽」の形であり、神楽が法印・神官によって行われていた頃からの影響といえるかもしれません。



演目の恵比寿舞は、沿岸部の神楽にとっては重要な演目であり、浜の漁師達の切実な願いを成就させる舞として人気が高い。

DSC00136.jpg

殊にも、釣り支度の所作を面白可笑しく表現するなど、娯楽的要素が多く取り入れられていて親しみやすい。

DSC00141.jpg

最後は見事に鯛を仕留めて、釣り竿を櫂に見立てて舟を漕ぎつつ幕に入る。誠にめでたい舞である。

DSC00143.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.09.07 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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