八木巻神楽 鞍馬舞 @全国神楽大会ハヤチネ2016
さて本日は、全国神楽大会ハヤチネ2016から八木巻神楽で鞍馬舞です。
ですが、本来はここで宮古市川井の末角神楽が清剣の舞を上演する予定でした。
しかし、8月30日に岩手県沿岸部に上陸した台風10号による被害が甚大で、未だに行方不明者がいて、道路も不通の場所も有るなど大変な状況ですので、末角神楽は欠場ということになったようです。被災された方々にお見舞い申し上げます。
そこで、八木巻神楽がピンチヒッターではありましたが力強い舞を見せてくれました。
八木巻神楽の由来は当日パンフレットより
「八木巻神楽は、享禄4年(1531年)、村内の人々が諸霊地を巡拝しておりましたが、紀の国熊野三所大権現より御分霊をいただき、同年に帰郷されてから神社が建立されました。
それから30年ほど経過した永禄7年(1564年)が、八木巻神楽の始まりと伝えられています。
神楽を招いた家には、疫病が入らないという言い伝えにより、大いに招待されました。
しかし、江戸時代の三大飢饉により活動の休止、縮小をせざるを得ない時期もありましたが、昭和7年(1932年)に熊野大権現を八雲神社と改め、旭の又神楽から支援を受けて復活しました。
八木巻神楽は、7拍子で大償神楽流に近い神楽と言われています。」ということのようです。
現在の代表は佐々木隆嗣さんです。
詳細は八木巻神楽の素晴らしいHPがありますのでご参照ください。↓
http://www.tohoku21.net/kagura/index.html
演目の鞍馬の舞は牛若丸が京都の鞍馬寺で、天狗たちから剣術の手ほどきを受けたという物語です。
そこへ、唐の天狗の首領善界坊が兵法比べにやって来ます。
善界坊は大きな鉄棒をびゆんびゅんと振り回し、牛若丸に打ちかかりますが、牛若丸は「差合」「浮船」「白波」「飛竜」「臥竜」などの秘行をつくして戦い、ついに善界坊は降参して唐へ逃げ帰るという舞です。
動画でどうぞ。
