小瀬川神楽 岩戸開き@ 全国神楽大会ハヤチネ2016
さて本日は、全国神楽大会ハヤチネ2016から小瀬川神楽の岩戸開きです。
小瀬川神楽の由来については当日パンフレットより
「小瀬川神楽は、花巻市湯口地区に伝わる円万寺神楽から伝授を受け、大正7年2月19日に舞初めを行ったとの記述があります。師匠の円万寺神楽は、花巻市膝立観音山地区に伝承されている山伏神楽で、もと同地にあった「円万寺」に付属したものといわれています。その独特の舞振りから円万寺系と分類され、市内でも円万寺神楽、小瀬川神楽、上根子神楽の3団体のみで伝承されています。
円万寺系では、権現様が捧げ物を一端飲み込んでから吐き出すという所作を行いますが、これは岩手県北部から青森県南部にかけて広まっている神楽と似ています。
代々先輩からの指導を受、設立当時の円万寺神楽から伝授されたとおり、原型を崩すことなく継承しており、平成11年(1999
年)に花巻市の無形民俗文化財の指定を受けて現在に至っています。
来年は、節目となる創立100周年を迎えようとしており、未来永劫続くように活動しているところです。」
ということのようです。現代表は及川敏さんです。
この円満寺系の神楽は、私見として古い早池峰系神楽に江戸末期の頃に大乗神楽のように法印神楽系統の手が混淆し、さらに秋田の番楽の軽快性を取り入れたもののように思います。
舎問も番楽風な調子で唄い、舞の中では山伏の印をしっかりと結ぶなど古式を伝えています。
岩戸開きなので、天手力男命の幕上げによって天照大御神が出現します。
その後に、千代の御神楽くずし舞いとなります。
動画でどうぞ。
