早池峰に神集う 合石神楽 龍殿@ 全国神楽大会ハヤチネ2016
さて本日は、花巻市大迫町で開催されていました全国神楽大会ハヤチネ2016に行って参りましたので、そのリポートとなります。
この神楽大会は今から20年前に初めて行わて、10年前にも早池峰神楽の国指定30周年を記念して開催されていました。
今回は、10年ぶりに40周年記念とともに岩手国体開催の年にふさわしく日本全国に発信する行事として位置づけられた大会です。
私も10年前にもこの神楽大会を鑑賞しましたが、神楽を巡る環境の変化に思いをはせながらの見聞となりました。
で、最初のオープニングを飾ってくれたのは地元大迫中学校の生徒さんたちによるシンガクです。
そして第1番目の出演は、地元花巻市大迫町外川目の合石集落に江戸時代末期から伝わる合石神楽です。
合石神楽の由来は次のとおり
「今から220年程前に山神社の奉納神楽として始められ、その後一時中断したが大正6年に大償から指導を受けて復活した。
その間に北海道入植に応じる神楽衆もいて、それが現在も北海道開拓記念館に言立て本が保存されていることになっている。
合石神楽は地理的に早池峰の岳部落と大償部落の双方の影響を受ける場にあったので、今もその形態が伝承さているものと思います。」
とおいうことです。現在の代表は佐藤清さんです。
龍殿は天鳥船命と武甕槌命が出雲国伊那佐に天降りして大己貴命に国譲りを迫るという場面です。
先に赤い阿吽面を付けた二神が激しく床を踏み鳴らしながら地鎮めのように舞います
次に面を外し抜刀して刀くぐりとなります。
動画でどうぞ。
