南下幅念仏剣舞 供養碑移設遷座式 その3
さて本日は、南下幅念仏剣舞の供養碑移設遷座式のラストです。
ところで南下幅念仏剣舞さんでは、10月16日(日)に巻物伝授式を行うそうです。
これは、200年程前に伝授された巻物を相伝するもので、古式に則って行うようですので見逃せません。
ということで、カッカタから。
カッカタは、川西念仏剣舞ではサルコと言い、釈迦の化身であるとか亡者済度の聖人であるという。
踊りの中でも亡者である怒物たちを折伏していく。
その一方で、道化役としての役割もある。
また、交差させた金剛杖の間を左右の足で互い違いに踏んでゆく所作があるが、神楽の寅をも連想させる踏み足となっているのも興味深い。
次の演目は八人怒物
この日は、七人怒物にカッカタが加わっての踊りとなったが、所伝では一番庭ではこの7+1の形態が通例ということだ。
刀くぐりの場面では、怒物の動きを先導する役割を担っているが、これも念仏済度の情景として相応しい。
本当に暑いお盆の公演でした。皆さん頑張りましたが、次の日も北上での上演でした。
お疲れ様でした!
動画でどうぞ。
