立花念仏剣舞 如意輪寺奉讃 @ 第55回北上みちのく芸能まつり
さて本日は、第55回北上みちのく芸能まつりから、祭りで使う梵燈の採火と諸願成就の祈祷をする如意輪寺の護摩法要の様子についてリポートです。
ここは北上市稲瀬地区の山間部にある如意輪寺ですが、この一帯は平安時代前期には沢山の堂宇が立ち並ぶ一大仏教圏でした。その後、衰退はしたものの往時の面影を残す堂宇もあり、密教文化が色濃く残る地域です。
で、芸能奉讃にうつり、最初は立花念仏剣舞です。
この周辺の念仏剣舞の発祥について確証はないが、衣川の川西念仏剣舞の由来について「平泉衣川剣舞の師を奥州立花より求め之を習わしめたり」という一文があり、立花は川岸とともに相当古い時代よりあったのではと思われる。
平安時代には仏都の様相を呈していて、極楽寺が朝廷より定額寺の寺格を受けていたこともあり仏教文化が花開いていたと思われる。
立花念仏剣舞の特徴は鳥毛の羽采にあるという。
北上の鬼剣舞はすべて毛采であり、江刺地方の剣舞は鳥毛の立ち采である。このことより羽根子剣舞とも呼ばれている。
動画でどうぞ。
