若宮八幡神社太々神楽 「千歳舞」「種子蒔舞」
さて本日は、山形県東根市の若宮八幡神社太々神楽から千歳舞と種子蒔舞です。
昨日までの三番と異なり、物語性のある所作舞となります。
さて千歳舞ですが、鍾道が赤鬼を成敗する舞でということです。
最初に赤鬼が出てきますが、客席に向かって様々アピールしながら楽しませてくれます。
次に女神である姫が舞い出てきますが、赤鬼が種々に災いをなします。
次に供の者が出てきますが、これにも鬼が害をなします。
供の者の訴えにより、鍾道が出て鬼を懲らしめます。
次に五番目の種子蒔舞です。
これは、農夫役の者が農事の所作をする内容となっているが、他の演目と囃子の曲調が異なって、田楽風になっている。
天村君神の舞となっていて、鍬を肩に持って登場し、耕作・草苅・種まきなどの農作業を演じる。
軽快で小刻みなテンポの楽曲に合わせて行う足さばきが特徴。
鎌を研く゛、弁当を出して食べる、水を汲んで飲む、キセルを取り出して一服するなど農作業の合間の様子がリアルに演じられる。豊作祈願の舞である。
動画でどうぞ。
千歳舞
種子蒔舞
