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2016.07.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

栗原神楽 熊谷小次郎直家矢負いの場@第39回みちのく神楽大会

さて本日は、第39回みちのく神楽大会から栗原神楽さんの熊谷小次郎直家矢負いの場についてです。

栗原神楽さんの由来については定本より

「明治一二年三月三一日、栗原悦之助が神道事務局に神楽の届出し承認を得た文書がある。
岩手県萩荘村市野々の自鏡山山伏神楽の指導を得たといわれている。
大正時代に復活、中断した。昭和五年、栗原の佐藤正吉が指導し再興する。その弟子代表の佐藤左吉に引継がれ現在に至っている。初代庭元栗原悦之助が中断後を再興した。」とあります。

現在の代表者は佐藤敬さんです。



さて、一ノ谷の戦いでは、義経が鵯越の逆落としをする前夜に、先陣の功を立てんとした平山武者所と熊谷次郎直実親子が、先陣争いをするということが起こりました。

平山判官季重さんです。

DSC08521.jpg

直家さんです。(役者は浩治さんです。声の部で個人賞でした)

先手争いで敵陣に突入して、平家方の矢を受けてしまいます。

DSC08519.jpg

一の谷の戦場を走り回っていた熊谷次郎直実が息子直家の姿が無いのに気づきます。

DSC08523.jpg

父直実に、手負いの直家は矢を抜いてくれろと訴えますが、直実は「敵将看視の中で、いずくんぞ自らの息子の矢を抜いておけんや」と豪語し、泣く泣く息子の直家の矢を抜くこと無く「戦で本懐遂げて死するこそ名誉」と突き放します。

DSC08527.jpg

直家は、己の不明を恥じながら、源氏再興のためと、矢追の身ながら敵陣へ切り込んでいくのでした。

DSC08530_20160728200137c84.jpg

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.07.28 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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