外山鹿踊 雌獅子狂い@釜石うみやま郷土芸能大競演祭
さて、本日は釜石うみやま郷土芸能大競演祭から外山鹿踊についてです。
外山鹿踊は釜石市鵜住居地区の新川原地区に伝承されるカンナガラ系の鹿踊です。
「由来は今から100年ほど前、外山の川崎永蔵に砂子畑の小笠原喜左衛門が山の神の宴の折に教えたとされています。」
外山へ伝授した砂子畑の鹿踊は閉伊郡海浜部の鹿踊系統第一基点ともいえる神の沢鹿踊から伝承されたことのようです。
その外山鹿踊ですが、伝承は比較的新しいものの、舞方は荒々しく勇壮なものになっています。第二基点とも言える大槌の鹿踊に近い感じがしますので、伝承過程がうかがい知ることができます。
さてこの日の演目は、雌獅子狂いでした。保存会の説明では、4年前にやく50年ぶりに復演したということです。
雌獅子を後ろに隠したカンジシと太夫ジシが雌獅子争奪の激闘を繰り広げます。
一度は倒された太夫ジシが再起して、遂にはカンジシを倒して雌獅子とめでたく夫婦になるということです。
動画でどうぞ。
