館下神楽 一谷軍記 @ 第29回あやめ祭り神楽大会
さて本日は、第29回あやめ祭り神楽大会から館下神楽さんの一谷軍記についてです。
その前に館下神楽さんの由来について
「昭和五三年四月、田中安雄が庭元となり神楽愛好者数人が、志波姫の刈敷神楽佐藤典雄師匠の指導を受け、舘下神楽を創設した。刈敷神楽は、栗駒町栗原神楽の佐藤正吉師匠の指導により復活したという。
初代庭元田中安雄、二代目は曽根英寿である。」
保持する演目で代表的なのは御所の五郎丸陣屋巡りの場、法童丸庭園の場、安倍保名一代記 等となっています。
現在の代表者は柳澤良夫さんです。
さて、演目は一の谷での源平合戦の場面です。
平家方の無冠の太夫平敦盛は、源氏に追われて海上を船で逃れる味方と離れて忘れ物の青葉の笛と巻物を取りに戻ります。
そこへ源氏方の猛将熊谷次郎直実が落ち武者捜しをしていて敦盛を見て呼び止めます。
直実と敦盛は、刀を抜いて戦いますが勝負がつかず、組み打ちの勝負に出ます。
力勝負とあっては猛将の直実に分があり、敦盛を組み伏せます。
しかしながら、その顔を見ると、我が子小次郎直家に似ていて、親心を揺さぶられます。
思い悩んだ末に、敦盛を逃がすことにし、早く行かれよと促します。
動画でどうぞ。
