早川流清水目鹿踊 入掛舞、女鹿隠舞 @第31回みちのく鹿踊大会
さて、本日からは先週の日曜日に開催されました第31回みちのく鹿踊大会から順次リポートとなります。
このイベントには3年ぶりの訪問ですが、多彩な鹿踊が見られる好機会であるとともに、あやめをバックに写真も撮れるとあって、カメラマンの数も多いです。
プログラムは次のとおり
1、清水目鹿踊(栗原市)
2、八幡堂系福岡の鹿踊剣舞(仙台市)
3、萩野鹿子踊(山形県新庄市)
4、奥山行上流餅田鹿踊(奥州市江刺区)
5、行山流佐沼鹿踊(登米市)
6、真坂八ツ鹿踊(栗原市)
開会式での整列です。装束も色々と多彩です。
で、トップバッターは地元の早川流清水目鹿踊
あやめ園の中で道行きです。
カメラマンへのサービスです。
早川流鹿踊の由来について
「今から385年前の慶長2年、伊達領内に住む猟師、山立勘太郎が岩倉山に狩猟に出かけた際、8頭の鹿が連れたって拍子面白く腹を叩いて踊り狂う様子を見て創作したと伝えられている。」という伝承が有る。
清水目鹿踊は、明治維新の頃に同じく早川流の真坂鹿踊から分かれたものという。
白河家足軽で真坂鹿踊の右頭であった菅原政五郎が清水目の祖となり、白鳥幸助が協力して道具等を揃え踊り組を発足させた。
保持する演目は、入り掛け舞、女鹿隠し舞、三つ狂い舞、二つ狂い舞、案山子舞、安着返り舞、縄舞、笹舞、竿引き舞、坊主舞、供養舞がある。
入り掛け舞
女鹿隠し舞
女鹿隠しでは、中立ちが女鹿を探してまわる所作が独特です。
踊り庭を飛び出して観客席まで走り回り、お客さんの中に女鹿がいないか探します。
この時、女鹿に間違われた人は縁起がよいということなそうです。
動画でどうぞ。
