藤琴豊作踊 @日本の祭りinあきた2015
さて本日は、日本の祭りinあきた2015から藤琴豊作踊です。駒踊りです。とはいうものの本来は獅子舞もつくようです。
この踊は、秋田県山本郡藤里町に鎮座する藤琴浅間神社祭典の宵宮9月7日と祭典当日の9月8日に行われる秋田県無形文化財です。
が、私は数年前に由利本荘市岩城の旧藩祭でこの駒踊りを見て感動した記憶があります。
由来は次のとおり
「慶長7年、秋田藩主佐竹義宣公が水戸から秋田へお国替えの際、家臣が主君の退屈をお慰めする家臣の道中芸が源と伝えられています。
全体が大名行列をかたどり、棒使い、鋏箱、槍持ち等が先頭にたち、馬上の武士、御興等と行列を組んで町内を練歩き、後分散して、奴は奴踊り、棒持ちは棒使い、槍持ちは槍踊り、馬上の武士は、いわゆる駒踊りと称する出陣と戦いの様子を踊り、獅子は獅子舞を演ずる。
「上若郷土芸能保存会」「志茂若郷土芸術会」の二つの会で伝承され、上若は獅子舞と奴踊りを(旧)北秋田郡松木村から、駒踊りを同郡米内沢町から、志茂若は同郡八幡平村からいずれも百五十年ほど前に習ったとされている。」
ということです。駒踊りと棒使いと獅子舞と奴子踊りが合体しています。
最初に追分風の歌上げから始まります。
演目は岡崎、乗り違え、五拍子などがありますが、いずれも足を高く蹴り上げ、肘も大きく振る動作が勇壮です。
祭りの場では、更に走りながら踊ったり、飛び跳ねたりと迫力があります。
駒踊りは、これも東北地方に広く分布する正月予祝の芸能の春駒との関連を思わせる。
動画でどうぞ。
