尾崎神社五年祭 神輿渡御~清水漁港余興
さて本日は、尾崎神社五年祭の続きです。
この祭りは、大船渡市赤崎町内にて行われる4年に一度の式年大祭で、寅、午、戌年に行われる。
尾崎神社、八坂神社、厳島神社の3つの神輿渡御と海上渡御(曳船)が行われる。
その中心となっている尾崎神社は、古くは理訓許段(りくこた)神社といい、元々はアイヌ信仰の社であったという。
そこに社宝として「イナウ(稲穂)」が長く伝えられ、2012年にご開帳になり現存していることが確認された。
また、かつては神輿渡御の先頭にイナウが掲げられていたということだが、現在では見られない。
ということで、社務所前余興での土砂降りも上がり、神輿のビニールカバーも取れて賑やかな渡御となった。
神輿は清水の漁港から御座船に乗り、港近くの御前島で禊をして曳船となる。
大きな漁船には満艦のフライ旗が風にはためいて、神々の渡御を知らせるかのようである。
港では神輿を見送る権現舞や手踊が賑やかに繰り広げられる。
少々風は強かったものの、空も晴れ渡り絶好の祭り日和り。
権現頭を振る男衆の顔も満面の笑顔だ。
祭りの真髄はここにある。
動画でどうぞ。
