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2016.05.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

城生野神楽 一の谷合戦鵯越の逆落し@志津川荒砥契約会公演

さて、本日は志津川荒砥契約会公演から城生野神楽さんの「一の谷合戦鵯越の逆落し」です。

ところでこの日は、荒砥契約会の皆さんが、「昔ながらの」というこだわりで掛け舞台を準備したということでした。
稲杭を浸かったり、笹を掛けるなど往年の南部神楽の雰囲気たっぷりです。次回に期待します。



さて、鶏舞にて式舞を納めたということで、ここからは劇舞となるので、口上から始まります。この辺も昔ながらと言った感じです。是非動画でご確認ください。
それから、当ブログの都合で鵯越から直家矢負いまでを3つに分けましたが、実際はノンストップ通しでの上演です。

それでは演目について

「源氏、平家処々に幾度戦い、水島、室山の合戦に於て平家方は敗れ、平家の堅域一の谷福原城(現神戸市須磨区)に陣を張った。源氏方は福原城を攻め落とすため蒲の冠者範頼大将の軍勢は東は生田ケ森より、又一方の大将源義経は三千余騎の軍兵を率いて一の谷福原城に向かった。

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源九郎判官義経

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武蔵坊弁慶

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三草長根を過ぎ八伏長根に差しかかると山は次第に厳しくなり草木は猛々しく伸び、人馬も通れぬようになった。
山の案内人鷲尾二郎家春にこの山は如何なる山かと尋ねると、音に聞こえし鴇越えの山で人馬も通れぬ御山であるが、鹿、狼の群が通る道があると教えられる。

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義経は鹿、狼が通れる御山を人馬が通れぬ筈がない、と義経自ら先頭に立ち一気に鴇越えを逆落とし平家の堅城福原城を攻め落とす勇壮な場面です。

IMG_3569.jpg

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.05.17 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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