牧澤神楽 天の岩戸入り@第46回岩手県南宮城県北神楽大会
さて本日は、第46回岩手県南宮城県北神楽大会から牧澤神楽さんで「天の岩戸入り」です。
その前に、牧澤神楽さんの由来について定本より
「明治42年秋、牧沢部落にある八幡神社の秋季例祭に、西磐井郡山目村赤荻笹谷神楽を奉納した。
この神楽のすばらしさにひかれ部落の八幡神社の奉納神楽を組織しようと相談した。
阿部繁雄他八人が世話人となり、西磐井郡金沢村、飯倉神楽より菅原貞四郎、菅原惺、高橋衛、岩渕惣之進等の師匠を招いて神楽の指導を受け、牧沢神楽を創設した。
初代庭元阿部繁雄、二代阿部繁美、三代阿部繁行である。」
とありますが、昭和末期に中断した。その後真滝中学校で鶏舞を指導された子供たちが成長し平成14年に再結成した、現代の代表者は阿部繁行さんです。
さて、岩戸入りですが、3月13日に行われた一関民俗芸能祭において阿部会長さんの2人のお孫さん達の舞手がデビューしたことは当ブログで掲載しました。
⇒http://maturinookkake.blog.fc2.com/blog-date-20160315.html
日読命は8歳、月読命は青年です。
日読命が弟神素戔嗚尊の乱暴に心を異ためて天の岩戸へと向かう途中、分かれ道で道案内を乞います。
待ち構えていたのは4歳の猿田彦命です。
月読命 「應 見れば老体の神と見受けしが、御年はいくつに候やのう」
猿田彦命 「應 年を重ねること19万8千歳にてござ候!」
猿田彦命の長寿に比べれば、まだ生まれて間もない一瞬の神楽師ですが、これからも見守っていきたいと思います。
動画でどうぞ。
