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2016.05.02 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岡谷地南部神楽「保名参詣の場」@第46回岩手県南宮城県北神楽大会

さて本日は、第46回岩手県南宮城県北神楽大会から岡谷地南部神楽さんで保名参詣の場です。

その前に岡谷地南部神楽さんの由来について

「明治三二年、工藤清右エ門(東和町嵯峨立から養子に来た人)が庭元兼師匠となり、修験道加田羽流剣舞神楽を部落の若者達に指導し、岡谷地南部神楽を創設した。
初代庭元工藤清右エ門、現在の庭元高橋安治は六代目である。」
とありますが、現在の代表は佐久田和尋さんです。

この日の胴は若手のホープ渡辺駿さんです。



芸題は保名参詣の場であります。
保名とは陰陽師で有名な安倍晴明の父親のことで、狐と契を交わして産まれた子が安倍晴明だったということで古今様々な伝説にて語られている物語です。
その安倍保名が父保明の遺恨を晴らすべく信田明神に参詣するところから始まります。


安倍保名さん

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従者の三矢の善次

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保名と善次は、加茂の明神に再興の願いを祈願します

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そこへ石川悪右衛門に追われた白狐が飛び込んできて助けを乞います

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白狐に命乞いを頼まれて、保名は自分の幕内に匿いますが、白狐を追ってきた石川悪右衛門と家来は厳しく詮議し、遂には争いになります。

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安倍保名は石川悪右衛門に虜になるところで突如現れた来盤上人(白狐)の説得により助けられます。

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動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.05.02 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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