熊野堂神楽 種播の舞
さて本日は、熊野堂神楽から種播の舞(宇迦御霊ノ命)についてです。
熊野堂神楽は、7軒の社家による世襲で伝承されてきた。
明治維新前までは領主からそのための知行をえていたということだ。
種播の舞は五穀成就を祈祷する舞で、こちらでは宇迦御霊ノ命の舞としている。
最初は開扇をかざして幕から出て、力強く床を踏みしめながら舞う。
次に、三宝を手に取り、散供をしながら種蒔きの所作をする。
熊野堂神楽では、米ばかりでなく粟稗麦までも播くことを意味しているという。
最後は、扇と鈴を採って御神楽風に舞う。
動画でどうぞ。
