湧水神楽 山ノ神@ 鱒沢神楽初舞
さて本日は、鱒沢神楽初舞から湧水神楽の 山ノ神です。
由来については
「遠野市宮守町達曽部湧水地区に伝わる神楽。五拍子で多少テンポが速いのが特徴。昭和7年に花巻市大迫町外川目の合石神楽を師として成立した。
もと早池峰岳系であったが、明治期に衰退後大償流を取り入れた。その後一時絶え、再び合石神楽に教えを受けて復活した。中斉駒形神社例祭、達曽部八幡神社例祭、神倉神社例祭等に奉納している。」ということです。
荒舞の拍子で太鼓が打ちだされると幕内から山ノ神の歌が掛かり、それとともに山ノ神の出現を予告するかのように激しく幕を揺らす。
湧水神楽の山ノ神面は阿面なので、大償流といったところです。
舞手は若者なので、手次足踏みがキビキビとしていて気持ちが良いです。
爪米
面を外し千早を脱いで田の神になります。
五穀成就の祈祷です。
湧水神楽には過去に30数番の演目を保持していたといい、式六番が最初に舞われ、次に神舞・荒舞・女舞・番楽の中からその場にあったものを演じたという。
昼夜通しで神楽をする場合は昼神楽で式六番をすると、夜神楽の最初は裏六番を出し、最後に権現舞で納める。
その中でも、山ノ神は農民の大望である五穀豊穣を約束する祈祷舞として重要である。
動画でどうぞ。
