滑田地区火防祭
さて本日は、北上市滑田地区の火防祭を見に行ってきました。
東北文化財映像研究所の阿部さんから情報をいただいて、駆けつけました。
八坂神社境内での三団体による権現舞奉納が始まっていました。
ちなみに、滑田地区の神楽三団体は、下糠塚権現舞、道の上山伏神楽、中通り山伏神楽です。
境内には沢山の板碑があり、興味をそそられるものがたくさんあったので見てみました。
その中に、「伊勢大和三河三流太神楽」というものがあります。
滑田地区にもかつては太神楽があったということですが、伊勢と大和と三河の太神楽を分けて認識していたというのは、目から鱗という感じです。もしかすると、現代では伊勢神楽として十把一からげにしているものが、実は別の形式だったという可能性があります。
ということで、八坂神社での権現舞がすむと、御神輿を先頭にして供奉行列が滑田地区内を練り歩きます。
世話役の方に聞いたら「今日は17箇所を廻って、5時半までかかる」ということでした。
門打ちは、お宮などでは権現舞を奏上し、それ以外の門付けでは拝礼と御神楽のみということのようです。
八坂神社を出発して程なく着いたのが稲荷神社です。
ここで最初の権現舞です。
それが終わると、火防祭ですので消防分団の車を先頭に門付けをして回ります。
途中の休憩所や宿では沢山の飲み物や食べ物が用意されています。
これらは、巡幸する神様に奉仕すると利益が得られるという信仰に基づくものと思われます。
ところで、この日の巡幸に二振りの旗が先頭にかざしてありましたが、それは秋葉大明神と古峯さんです。
動画でどうぞ。
場所はここです
