貴船神社梵天祭礼
さて本日は、久々に秋田県内の祭りです。
ここは横手市の北西部に位置する貴船神社です。
この神社の由来は「延宝8年の創立で貴船明神堂と称した。
寛治年間、新羅三郎源義光、兄鎮守府将軍義家公と力を合わせ金沢の柵を攻め、対陣すること月余。
度々の降雨で、陣営も出水に出遭う。義光公これを見嘆じて曰く、未だ功の天聴に達せざるに、如何なることやといい進軍した。
土地の人々これを篤く祀ったのが即ち貴船神社である。」という。
そして、この祭礼は横手地方の他の梵天祭りと同様に五穀豊穣等を祈願する祭りである。
この地方には、梵天祭りは沢山あるが、祭礼に先立って神楽を奉ずるのはここだけかもしれない。
この神楽は、保呂羽神社に代表されるの霜月神楽で、湯立神楽に属する。霜月神楽とは、波宇志別神社社家・大友家に縁のある近郊の神職らが集まって神楽を行う「寄合神楽」であり、この神社もその一部と思われる。
この日も、神職による祝詞奏上とともに御神楽と巫女舞いが奉納された。
その内から本日は巫女舞い(保呂羽山舞)を動画で紹介します。
動画でどうぞ。
