市之通神楽 山ノ神舞@第31回一関民俗芸能祭
さて本日は、第31回一関民俗芸能祭から市之通神楽さんの山ノ神舞についてです。
その前に、市之通神楽さんの由来について
「大正6年の旧正月、及川長蔵が庭元となり、旧江刺郡田原村(現奥州市江刺区田原)の川内神楽菊地庄右衛門より瀬台野流神楽を伝授されたのが始まりとされる。
その後幾多の消長を経ながら、毎年10月1日の興田神社の例祭に神楽を奉納するなどし、また神楽演目の復活にも精力的に取り組んでいる」
ということで、現在の代表は伊東吉之進さんです。
しばらく活動が停滞していましたが、昨年の6月に行われた市之通神楽上演会において活動再開となったことが記憶に新しい。
(その時の様子は拙ブログ参照ください ⇒http://maturinookkake.blog.fc2.com/blog-entry-1285.html )
幕だしは 〽 サンヤー 山の神は 山の神は 祓えサンヨー
赤い吽面をつけた舞手が印を結びながら舞います。
舞手は伊東吉光さんです。
散供です
〽 サンヤー 米を蒔けや 米を蒔けや 祓えさんよー
続いて、面を外しての崩し舞です。
〽 この御村の五穀成就の御祈祷 祀らせたまえや ちいたつごうおり 晴るる空かな やあほうおもしろや
山ノ神の本地を語る言立になります
「山祇の尊とは我が事なりさんよう、世の中に、木草の露しのぎ改め、良き年月の幸を保つこと、皆自らのなし業さんよう。
秋山やみなくれないに染めぬいて、みな金銀の色なしさんやよう」
出生、育ての舞、そして幕入りの舞で納めます。
動画でどうぞ。
