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2016.03.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

一関夫婦神楽 彦炎出見尊@第31回一関民俗芸能祭

さて本日は、第31回一関民俗芸能祭から一関夫婦神楽さんで彦炎出見尊です。

由来については定本から

「昭和五四年茂庭勉が世話人となり、小野寺寿夫妻、石川幸義夫妻等が中心となり、瑞山神楽の舞手であった小岩孝太郎の指導で厳美夫婦神楽を創設した。初代庭元茂庭勉である。」

とあります。厳美の隣近所の3組の夫婦6名が発起して旗揚げした神楽団体です。現在の代表は阿部明博さんです。
今日も胴を取っておられます。



演目は、神話の海幸山幸の物語を神楽に仕組んだものです。

天孫瓊瓊杵尊の子、彦火火出見尊と火遠理命の兄弟の諍いの話です。


彦炎出見尊です

DSC07060_20160318201125d98.jpg



兄火遠理命です

DSC07042.jpg

ある日、彦火火出見尊は自らの所領である山の幸を兄に譲る代わりに兄の所領である海浜の国々をくれとせがみます。
(物語は海釣りと山狩の交換ですが、実際は所領争いと思えます



DSC07045_20160318201128f44.jpg

で、神話ですので兄火遠理命が弟から借り受けた弓矢で狩をなすといえども一匹の獣も得ることができず、気が荒くなります。

DSC07055_20160318201129daf.jpg



一方の彦火火出見尊は、望んだ海辺で釣りをするも、釣り針を魚に取られ、収集のつかない次第となり困り果てます。
そこで、兄の許しを得ようと逡巡する場面です。

DSC07061_201603182011444eb.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.03.18 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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