3.11 5年目に寄せて
今日は3月11日。春彼岸までもうすぐで、春風を感じる季節ではある。
しかしながら、今から五年前の今日、東日本・・・宮城県牡鹿半島沖合を震源地とする巨大地震と、それに伴う未曾有の大津波が東北の人々の日常を一変させました。
今日も、2時46分に市役所のサイレンを聞き、黙祷を捧げながらあの日の行動を反芻している。
電気が全てシャットダウンした中で、電池式のラジオがあったことを思い出し、電池をセットしてラジオをつけると臨時ニュース「三陸沿岸部では10mの津波が・・・」 それを聞いて、自分が過去にいた沿岸部を思い出し、10mの津波ではひとたまりもないと直感したことを思い出す。
閑話休題
小正月から春彼岸にかけて、奥州市の各地では、念仏供養の行事が盛んだ。
これは奥州市衣川区に伝承される「北股の念仏」である。
本来は、信徒たちが家々を巡って経文を読み上げて、その代償として絵図に残したものです。
これは近年まで途絶えていたものを復活させたということ
次が一関市赤荻地区の百万遍です。
このように、百万遍というのは、様々な講中等の方途があったことと思いますが、願うことはひとつ!「命の永らえ」であり、さらにできれば現世利益の長きことを願う経文だと思います。
