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2016.02.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

川内神楽 宝蔵破り@第26回ころもがわ神楽まつり

さて本日は、第26回ころもがわ神楽まつりから川内神楽さんの宝蔵破りです。

宝蔵破りは源平物語の一節です。
牛若丸の父義朝が平氏に敗れた際に源氏伝来の八十四巻の兵法書「多神通虎の巻物」を四国は熊山城主鬼一法眼に略奪された。藤原秀衡にこれなくして源氏の再興あるまじと諭され、単騎で熊山城に乗り込み鬼一法眼の娘である皆鶴姫を謀略して宝のありかを聞き出し、ついに巻物を奪還するというもの。



牛若丸です

DSC06755_201602281801355c3.jpg

名を偽って鬼一法眼の娘皆鶴姫に、兵法書のありかを聞き出そうとしますが、簡単にはいきません。
鬼一法眼親子に種々に取り入り、ようやく皆鶴姫から「あれ、あそこに兵法書が」と導きを得ます。

M1010140.jpg

宝蔵の中から数々の宝物を掻き出してはみるものの、中々兵法書はみつかりません。
帯などを次々に放り投げる演出が面白いですね。
そして、ついに多神通虎の巻物を見つけ出します。

DSC06760_2016022818013740c.jpg

そこへ鬼一法眼が帰ってきて巻物が無くなったことに驚き、牛若丸の仕業に違いないと後を追います。
鬼一法眼と牛若丸が兵法争いの末に、牛若丸は宝蔵で得たばかりの術を持って逃げ切ります。
戦いに敗れた鬼一法眼は、牛若丸にたぶらかされた皆鶴姫の耳鼻を削いで船に乗せ沖の小島に流し、自らは熊山城もろとも焼き討ち自害して果てます。

DSC06761.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.02.28 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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