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2016.02.08 | Comments(2) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

栗原神楽 五穀舞@第36回尾松地区神楽鑑賞会

さて、本日からは2月7日に栗原市栗駒町のさんさんドリームで開催されました第36回尾松地区神楽鑑賞会のリポートになります。

神楽のトップバッターは栗原神楽さんの五穀舞からです。

その前に栗原神楽さんの由来については定本より

「明治一二年三月三一日、栗原悦之助が神道事務局に神楽の届出し承認を得た文書がある。
岩手県萩荘村市野々の自鏡山山伏神楽の指導を得たといわれている。
大正時代に復活、中断した。昭和五年、栗原の佐藤正吉が指導し再興する。その弟子代表の佐藤左吉に引継がれ現在に至っている。初代庭元栗原悦之助が中断後を再興した。」とあります。

現在の代表者は佐藤敬さんです。

IMG_1885.jpg

南部神楽での五穀舞は、法印神楽系の演目で、五穀豊穣を司る神が下僕に対して、春三月になったので首尾よく種まきせよと命じ、下僕が田を耕して種を蒔くという内容ですが、団体によって多少演出の違いがあります。

栗原地方では天照大神、月読命、素戔嗚尊が出て、高天ヶ原の種まきの相談をするところから始まります。

天照大神です。

IMG_1886.jpg

素戔嗚尊です。

IMG_1887.jpg

そして、月読命が下僕に種まきを命じます。

IMG_1891.jpg


呼び出しに応じて、道化役の下僕が出て、面白おかしく農作業を演じます。

IMG_1894.jpg

種まきは客席に餅などを蒔いて盛り上がります。
そして、無事収穫が終わると米俵を積んで祝います。

IMG_1899.jpg

これは、客席にまいたものを包んでいた紙に印刷されていたものです。ご利益ありそうですね。

IMG_1906.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.02.08 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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