大槌虎舞協議会 三団体合同演舞@大槌町郷土芸能祭
さて本日は、大槌町郷土芸能祭から大トリです。大槌虎舞協議会の中から向川原虎舞、陸中弁天虎舞、城山虎舞の三団体合同演舞です。
大槌の祭りには虎舞は欠かせません。しかしながら、虎舞保存会拠点地の多くは海に近い場所だったため、全ての虎舞団体が会員の命をはじめ、道具や屋台等も流失するという大きな被害を蒙りました。
震災後に多くの支援を受けるとともに、虎舞で大槌を元気に!という心意気でいち早く再開しております。
大槌虎舞協議会は平成2年、大槌町郷土芸能保存団体連合会が発足したと同時に、虎舞部門の部会としてスタートした。現在は安渡虎舞、向川原虎舞、陸中弁天虎舞、城山虎舞の4団体で「大槌虎舞」として活動をしておわれるということです。
写真を見ても分かる通り、、法被は同じ「大槌虎舞」ですが、その下の装束はそれぞれ独自のものです。
虎舞の最初は「散らし」と言われる寄せ太鼓です。「これから虎舞はじめっつぁ!」というものです。
〽 ヨイやっさ ヨイやっさ オー
遊び虎 肩乗りしてます 〽 陸は繁盛で 浜は大漁 トートートー
笹喰みになった時に、突如場内後方から虎が降りてきました。 しかも笹を咥えながらです。観客の皆さんもビックリ!
笹喰みの演目は各団体にありますが一様ではありません。
しかしながら、この二頭の虎が勇壮に絡むという構図はカメラマン好みで良い構成だと思います。
合同演舞なので、囃子方の太鼓もそれぞれの団体から一人ずつ入れ替わりで打ちます。
こちらは城山のリーダー
続いて余興の手踊です。
甚句です。笠踊りがかっこいいですね。
次が俵積み唄です。
メロディーは南部俵積み唄ですが、歌詞は浜所風にアレンジされています。
お祭りの時はこの唄がそっちこっちから流れて来ていました。(震災前の町中でのことですが)
さて、ステージが終わって帰る前に城山から大槌の町を眺めて見ました。
これは、役場周辺から安渡方面です。かさ上げ工事が進んでいます。
こちらは、蓬莱島を望んで大槌湾です。
大槌町の一日も早い復興を祈念いたします。
動画でどうぞ。
