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2016.01.26 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ田植踊り

上幅庭田植踊@前沢郷土芸能祭

さて、本日は前沢郷土芸能祭から、特別出演の水沢区の上幅庭田植踊です。

由来について

松本市治氏からの間き取りによれば、「語り伝えでは、今から七三〇年前(弘長二年)この庭田植踊を掃部長者に見せたところ、ここの『田植っこ』は他所の田植っこと違って、「めでためでた」で踊って入って来るのが大変良いということで、一番の折紙をつけられ、それを誇りにして今迄踊り伝え、継承されてきたということです。
ただ、どこから入つてきて、誰が始めたかなどということはわからない。高山掃部長者は、何せここの地元だから、それにくっ付けてるんでしょう」ということで、伝書、文書類は一切残っていない。

伝承は昭和16年に男性だけの踊組が一度絶えて、昭和31年に上幅の女性たちが松本初太郎氏と渡辺勝治郎氏の指導で復活し、その後しばらく続いたが平成18年から3年の間途絶えた。
そして、平成21年に現代表の松本寛章さんが20~30代の同級生ら十数人に参加を呼び掛け、再度復活させたということです。


囃子方は太鼓笛に歌揚げの構成である。



踊り手は奴及び羯鼓と進行役に杁摺・弥十郎が入る。この日は都合で杁摺りが欠けていましたが、演目は「朝はか、ひるし引き、つんばくら、米つき節、お蔵納めと続きます。

IMG_1332.jpg

中入りは口上に続いて、苗代ならしの道化

IMG_1347.jpg

そして手踊りです。

IMG_1354.jpg

入れ違い節に名取川、最後は夕暮れ節で引きます。

IMG_1367.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.01.26 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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