浅部法印神楽 笹結@登米市内法印神楽実演会
さて、本日は浅部法印神楽さんで笹結です。
本田安次著「陸前浜の法印神楽」の中に、浅部法印神楽に伝承される「神楽舞格手続」では二十四番目の演目で、上沼法印神楽では二十番目の演目となっていて、双方ともに伊弉諾伊弉冊の国産みと悪鬼退治の物語となっている。
冒頭に伊弉諾伊弉冊の二神が舞い出るが、上沼では「先四天出て三之足まで常の如し」とあるように、最初は四天が出るが、浅部では二天となっている。
次に頭は五つで体は一つの五鬼大神が女に变化して現れ、二神の国造りの妨げをなす。
变化は舞台を一周りすると客席に設けた岩屋に閉じ籠もります。
神社の神楽殿で笹結を演じるときは、境内の拝殿を岩屋に見立てて籠もったりします。
そこへ、伊弉諾伊弉冊の招請によって崇神四道が出て五鬼大神退治を宣告します。
上沼では素戔嗚尊が退治役となっています。
ちなみに浜神楽の上町法印神楽では田中明神が出て神諷を唱えます「人知らで 肌衣に結ぶ岩田帯 心尽くしの人を待つらん」
崇神四道が岩屋を竹杖で打ち砕くと、中から女に变化していた五鬼大神が本体を現して出てきます。
ここから激しい戦いになります。
動画でどうぞ。
