川井豊年踊り@第44回川井郷土芸能祭
さて本日は、第44回川井郷土芸能祭から川井豊年踊りについてです。
旧川井村には、豊年踊りが3つあります。
川井豊年踊と法師渡豊年踊と江繋豊年小踊です。
いずれも、秋の稲作の稔りを祝福する芸能となっていて、伝承は盛岡方面からのさんさ踊りを起源と説明しています。
田楽,田囃子が春の田植えの無事を祈願するのに対して、豊年踊りは豊作に対する感謝を込めた踊りで、季節的にも旧盆に近いせいか、盆踊りを素地としたと推量される踊りが多い。
川井豊年踊は、盆に行われる御戸入り踊りの門打ちに付随して囃しながら踊って歩いたということであるので、正に豊年予祝の芸能だったといえる。
踊りの演目は大きく二つあげられる。
最初に鎌と稲穂を持って、黄金色に染まる田んぼで、たわわに稔った稲穂を刈り取る風情を表現して踊る。
ちなみに、手に持つ鎌は作り物だが、昔は農作業に使っている鎌に化粧をして踊りに使ったということである。
そして、次に両手に花笠を持ち、くるくると回しながら艶やかに踊る豊年祝いの踊りとがある。
最後は横一列に並んで華やかに礼踊りとなります。
そして餅まきのサービスもあり、会場はお刈り上げの雰囲気に包まれました。
動画でどうぞ。
