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2015.12.14 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

中日向鶏舞 鶏舞@天狗田代々神楽上演会

さて、本日は天狗田代々神楽上演会から中日向鶏舞についてです。

中日向鶏舞というのは、平成元年に一関市千厩町奥玉の中日向地区の女性8人が奥玉神楽の指導を得て始めたもので、中日向鶏舞保存会を結成して今日に至っている。地区の行事や、丸い田んぼで有名な地蔵院の祭りにも奉納していると聞きます。

IMG_9995.jpg

さて、囃子方は鶏舞の指導をした奥玉神楽の村上さんと藤野さんです。
奥玉神楽が天狗田代々神楽を指導した縁でこの日特別出演となったわけですが、まずは奥玉神楽の由来を

「明治初年、櫛挽(くしぴき)をしながら村々を廻って歩く、宮城県普賢堂の人で文治郎と言う人が、奥玉で妻をめとり居をかまえた。
文治郎は、水山流神代皇代神楽の舞手でもあった。
明治14年に、文治郎から奥玉字中日向の藤野金作・為定兄弟が指導を受けて神楽組を結成した。
その後、盛衰があり、昭和48年に青年を中心に復活して奥玉神楽同好会を組織して現在に至っている。」

その復活の時以来のメンバーがこのお二人です。

奥玉神楽について、当ブログで掲載したことがありますので、ご参照ください。⇒「奥玉神楽同好会 信田森」


藤野桂一さんの胴は相変わらず健在です。いつまでもお元気で頑張って欲しいです。また神楽みたいです。

IMG_0008.jpg

この日インタビューに答えていたのは中日向鶏舞保存会の岩渕さん。
現在はメンバーが6人になったが、要請に応じて各地で鶏舞を披露しているということです。
頑張ってください!

千厩には、この他にもう一箇所、岩清水の濁沼というところに南神楽の指導を受けて、平成8年に女性たちが結成した「濁沼神楽新浪鶏舞保存会」があります。今も活動しているのかどうか不明ですが。


IMG_0010.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.12.14 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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