南下幅念仏剣舞 刀剣舞・三人怒物@第49回胆沢郷土芸能まつり
さて、本日は第49回胆沢郷土芸能まつりからトリとなりました南下幅念仏剣舞さんの刀剣舞と三人怒物についてです。
南下幅念仏剣舞の伝承演目は、八人怒物、三人怒物、二人怒物、刀刀剣舞、一番庭、二番庭、三番庭、八人くずし、三方七めぐり、とっときもの、くせくせ、カッカタ、もぎとり、一人怒物、膳舞とあります。(「念仏剣舞 発生・伝播・変容と資料」 より抜粋)
この日の刀剣舞は小学生5人の元気な舞でした。
輪の中心でハネドと呼ぶ少女二人が太鼓を打ち、周りで鬼が最初から抜刀して舞います。
刀剣舞は別称を宝剣の舞とも。
最後は二人の舞になり、刀を地面に置いて、二人で腕を組んだり背中合わせになって踊ります。
練習期間はどれ程だったのでしょう。なかなかいい感じに仕上がってます。
これからも念仏剣舞を続けて欲しいと願います。
次の演目は三人怒物です。こちらは大人の男女の踊り手でした。
怒物の演目は、念仏が掛かる儀礼的な舞に対して「狂い」の部類になる演目で勇壮さや華麗さを表している。
三人怒物では、三人が互いに刀を取り合って刀潜りをするなど、山伏神楽由来の所作を取り入れたりしている。
最後は、三人が刀を地面に据えて舞納める。(緞帳係が間違って早く降ろしてしまったのが残念でしたが)
南下幅念仏剣舞さんのこれからの活躍も楽しみです。
動画でどうぞ。
