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2015.12.05 | Comments(2) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流都鳥鹿踊 八人狂い【フルバージョン】@ 第49回胆沢郷土芸能まつり

さて本日は、第49回胆沢郷土芸能まつりから行山流都鳥鹿踊さんで、何と略さずに全部通しでやるのは13年ぶりという八人狂い(雌鹿隠し)についてです。

由来について、

「伊藤伴内(南三陸町志津川)の門弟のひとり行山清左衛門から伝わり、さらに寛政5年に平泉町の三代行水軒中津川清左衛門義胤から「行山流踊り」として伝授されたといわれ、以来今日までの永い間、多くの先輩達によって踊り継がれて来ました。」

とあります。

胆沢のしし踊りには三つの系統があるといわれ、行山四郎兵衛を元祖とする(胆沢区)徳岡経由と(一関市厳美町)山谷経由のものと、行山清左衛門を元祖とする平泉の達谷窟経由のものとがあるという。
都鳥鹿踊は平泉の達谷窟経由で麓行山躍で、同じく胆沢の供養塚鹿踊とともに水沢栃ノ木や金ケ崎細野・北方・御免等に伝承している。

現在の代表は高橋勇人さんで、メンバー18人の中には胆沢区以外の出身者や女性も加入しているという。



入り込みから太鼓の調べまで。鹿唄が見事です。



演目の八人狂いは、側鹿六頭が親鹿(中立ち)を追い払って雌鹿をかくすというものです。
よくある雌鹿隠しは側鹿二~三頭VS中立ちという構図ですが、八人狂いというだけあって六頭vs中立ちなので、実に壮観です。

DSC05725.jpg

雄鹿たちが親鹿を何度も追い払いながらも、最後には雌鹿が親鹿の元に戻る様を、勇壮かつコミカルに表現しています。


親鹿に諭された雌鹿は白鷺を一踊りします。

〽 白鷺は立つと思えば立つかねて あとをめぐる 立てや白鷺 立てや白鷺

DSC05722_201512050931497db.jpg


40分の大作です。お見事!

DSC05738.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.12.05 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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