小田代神楽 岩戸開き舞@小田代神楽創始120周年記念式
さて本日は、小田代神楽さんの岩戸開き舞についてです。
この日は小田代神楽さんの創始120週年を記念しての公演でしたので、御神楽からはじめて式舞が六番行われました。
御神楽から始まって三番叟、八幡舞、山之神舞、五代領、そして岩戸開き舞となります。この内、五代領は本来は裏式六ではありますが、この日の式舞となりました。
岩戸開き舞の幕奏上です
〽 天岩戸押し開くれいや祓えさんよう
天児屋根命が出て重々しく一舞いたしますと、御神楽の由来を説きます。
次に太玉命が出て一巡りし、天児屋根命の呼びかけに応じて御神楽を舞います。
次に手力男命が出て天岩戸を押し開きます。
應 石の扉も 岩の扉も 皆海中に投げ込んだり 天照大神 手力男命が抱き出したりやのう
手力男命が幕を開くと天照大神と天宇受売命が出てきます。
天照大神が大きな扇を持っているのは瀬台野流の特徴です。大きな日の丸扇が太陽を表しているのだと思います。
天宇受売命の一舞の後、神々が天照大神に拝礼して千代の御神楽となります。
最後は面を外して装束を改めて崩し舞となります。
以上で式舞の部が終わりまして、明日からはいよいよ祝賀会での神楽の様子です。
動画でどうぞ。
