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2015.10.27 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

長下田神楽 屋島合戦忠信兄継信尋ねの場@第38回平野神社奉納神楽大会

本日は長下田神楽さんの忠信、兄継信尋ねの場についてです。

その前に、長下田神楽さんの由来について

「明治26年(1893)、岩手県西磐井郡花泉町の上油田神楽の南部神楽師 佐藤和三郎を師匠に招き、五穀豊穣を祈願して「橋向神楽」として創設されましたが、その後、二つに分かれ、昭和24年(1949)池田清治を師匠に「長下田神楽」として継承され、現在に至っています。」

とあります。現在の代表は猪股一雄さんです。



舞台は屋島合戦の激戦のさなか、大将同士の戦の場面です。

平家方の大将能登守平教経は弓の名人と言われていました。
わっぱの菊王から受け取った管矢にて、源氏の武将佐藤継信を討ち取った、次は判官義経を射つなりと気炎を上げます。

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日が暮れて戦も一段落した所で、義経が家来衆を眺むるに、側近の佐藤継信の姿が見えないことに気づき、弟の忠信に捜索を命じます。

IMG_8099.jpg

「頃は弥生の三十日の晩、暗さも暗いよ、見て見えず。空に紫雲たなびき星一つだに無し。ここはいずこぞ、皆敵の国」と詠いながら捜す忠信。

はるか砂浜の向こうから兄の呼ぶ声が。

IMG_8108.jpg

兄を探し当てたが瀕死の様子。

IMG_8102.jpg

弟忠信に抱えられながら「主君義経公に会いたい」と思いを語ります。

IMG_8113.jpg


動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.10.27 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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