嵯峨立神楽 地神四代@第38回平野神社奉納神楽大会
さて、本日は嵯峨立神楽さんの地神四代です。
その前に、嵯峨立神楽さんの由来について
「嵯峨立神楽は、修験道賀多羽流と称し弘化年間(1844~ 48)嵯峨立普慶院第二十四世佛心得宗大和尚により伝承されたと言われていますが、中田町上沼八幡山にある「上沼加茂流法印神楽」の由来書には、江戸時代中期、中田町内にある六ヶ院の法印たちにより神楽を執行し、文化・文政の頃には、東和町錦織や嵯峨立の法印も加わり十三ヶ院で神楽を演じていたとの記述があり、現存する古い神楽本には上沼や浅部の法印神楽と同じ演目が残されています。
明治初年、神仏分離令により修験宗が解体され、法印神楽の継続が困難となり、明治初期に当時流行していた南部神楽を取り入れ変容したものと思われます。
他の南部神楽では決して演じることのない法印神楽のみに伝わる「笹結」や「宇賀玉」などの演日が嵯峨立神楽には伝承されており、法印神楽の芸風を色濃く残したきわめて貴重な南部神楽となっています。」
昭和43年に保存会を設立し、平成17年に登米市無形文化財に指定されています。
さて、地神四代とは、イザナギ・イザナミから数えて四代目の神ということです。
天孫瓊々杵命が産ませた子供の彦火火出見命の物語ですので、一昨日の白浜神楽さんの釣り弓神話と同じストーリーで展開します。
兄の海幸彦です
弟山幸彦が兄から釣竿を借りて釣りをしますが一匹も釣れません。
それどころか大事な釣り針を魚に奪われて大事に至ります。
そこで悲嘆にくれたところで塩土翁に出会い、龍宮に釣り針を探しに行きます。
そこで出会った豊玉姫から、潮満珠と潮干珠を授けられ、兄との戦でこれらの宝珠を繰り出すことによって勝利を得ます。
動画でどうぞ。
