狼ヶ志田神楽 田村二代@第38回平野神社奉納神楽大会
本日は、狼ヶ志田神楽さんの田村二代についてです。
その前に、狼ヶ志田神楽さんの由来について定本より
「狼ヶ志田神楽は、文久元年神楽の祖、菅原甚太郎、菅原新右エ門、菅原今朝吉、小野寺長蔵等が、小山、中沢神楽の本庄板太郎より山伏神楽を伝授された。
明治二十五年十一月、菅原甚太郎が上昼沢佐藤家を通して達古袋と縁組をしたことから、西磐井郡萩荘村達古袋阿部徳太郎、小岩彦三郎両師匠より達古袋神楽を伝授された。
達古袋神楽は、達古袋に永住した羽黒山系山伏一七代元道常学院相模坊が指導したと言われる。
大正五年二の台、菱ヶ森、大正八年恩俗、衣川雲南田等に狼ヶ志田神楽を伝授している。
明治二五年初代庭元菅原甚太郎より昭和四四年九代庭元青沼松男に引継がれている。」
現在の代表は高橋先雄さんです。
この日も胴取りは青沼大先生です。
田村二代は田村三代記の中の田村利光の活躍を描いた場面です。
孝謙天皇から今瀬が渕に住む悪龍を退治せよと勅命がくだり、配下とともに赴き見事退治するという物語です。
八雲立つのネリで田村利光、霞の源太盛純、蛯名源八の三人が舞い出ます。
将軍田村利光からの命により悪鬼退治に向かう蛯名源八
悪鬼が現れて暴れ回ります
ついに悪鬼を討伐し都へと凱旋します。
めでたく千代の御神楽の崩し舞です。
迫力あります。
動画でどうぞ。
