白浜神楽 道成寺(安珍と清姫)@北辰神社神楽大会
さて、本日は北辰神社神楽大会から白浜神楽さんの道成寺(安珍と清姫)についてです。
その前に、白浜神楽さんの由来について定本より
「昭和45年1月、栗原善三が庭元となり、宮城県栗原郡栗駒町、栗駒神楽佐藤佐吉師匠と花泉町大門神楽の菅原誠師匠の指導のもとに、白浜神楽を創設した。
初代庭元栗原善三で現在に至っている。」
とありますが、現在の代表は千葉良夫さんです。
演目はお馴染み、安珍を追って鐘巻寺に参詣し、物狂いになった清姫の物語です。
これは山伏神楽から系譜を引く演目ですが、南部神楽では更に古浄瑠璃の道成寺のものも入っているように思おいます。
曾慶代々神楽の詠儀本には、更に日高川を渡る部分で村人二人による狂言もついていたりします。
〽 應 自らは奥州は白河の住人 安珍と申す山伏なり
そこへ、度々安珍が熊野権現へ参詣する度に投宿していた家の庄司長者親子に対面します。
娘の清姫は、幼いころに安珍が将来夫婦になることを約束していたことを話し、よもや忘れてはいないかと問い詰めます。
しかし、安珍は山伏修行の身であることを言い訳にはぐらかします。
そして、真言を唱えて逃げ隠れようとする安珍に物狂いした清姫は遂に蛇身になって追いかけるという場面です。
物語はこの後次の段に進んでいくことだと思います。
それにしても、白浜神楽さんは次々に新しい演目を出してくれます。楽しみです。
ところで、9月26日(土)13:00から涌津市民センターで上演会を開催するそうです。
動画でどうぞ。
