城生野神楽 鶏舞 @北辰神社神楽大会
さて、昨日は宮城県栗原市若柳鎮座の北辰神社で、第55回妙見北辰神社神楽大会が行われました。で、今日からはそのリポートとなります。
大会の結果は次の通りです。
優勝 大森神楽
準優勝 栗原神楽
第3位 牧澤神楽
個人賞
太鼓の部 嵯峨立神楽 菊池哲治
舞の部 沢辺神楽 森田時雄
コワの部 館下神楽 水谷徳秋
特別賞 駒堂子供神楽
さてと、そういう訳で、本日は冒頭に上演されました城生野神楽さんによる式舞(上げ神楽)についてです。
その前に、城生野神楽さんの由来について定本より
「嘉永年間(一八四八)富野城生野の富助が岩手県西磐井郡萩荘村市野々、自鏡山の山伏神楽を習得した。後部落の若者達に指導して城生野神楽を創設した。
以来城生野神楽は、山伏神楽の正統を保っているので宮城県北の神楽の総元締である。
初代庭元千葉幸之進、現在の庭元加藤義勝は五代目である。
昭和三六年一一月、築館町の無形文化財に指定されている。」
とあります通り、幕末に自鏡山の法印神楽を習得して以来、明治中期に阿久戸神楽に伝承したのを初めに、栗原地方の十数団体に神楽伝授を行なってきた団体であります。現在の代表は佐藤安美さんです。
城生野神楽の鶏舞は、旧築館町時代に舞のすばらしさということで町指定の無形文化財になったということです。
その伝統を受け継いで、現在は若い舞手が頑張っています。カッコイイ!
ところで、この日の前日に大雨の影響で、神楽師さんたちの家や関係者の皆さんの所で水害が発生したとのことでした。
改めてお見舞い申し上げます。
動画でどうぞ。
