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2015.09.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

佐野向神楽  権現舞 @第40回胆江神楽大会

さて、本日は第40回胆江神楽大会から最後の演目、山伏神楽で佐野向神楽さんの権現舞についてです。

佐野向神楽さんの由来について「江刺の芸能」から

「嘉永6年和賀郡十二鏑村土沢神楽から高橋覚治、小山専太郎ほか数名の先生を招き、佐野向大城田庭元及川善助他9名tが伝授されたのが始まりで、以来130年を経ている。
昭和50年佐野向神楽保存会が発足し51年1月第十代目7名、52年第11代目11名が稽古を始めている。54年1月には部落小中学生がシガク舞、下舞を習得して春分の日に全戸を廻り披露するなどしている。」

佐野向神楽は土沢神楽の唯一の弟子神楽としてあるそうです、
保持する演目も式六番の他に神舞表裏14、座舞9、狂言舞6(忠臣蔵、お地曽、二人羽織、魚釣、お嫁入り、金山)ほどを数えておりますとのことです。



まずは下舞から

IMG_5157.jpg

佐野向神楽からは権現舞のみ単独で近隣部落に広く伝承され、稲瀬地区では宝禄、八幡、十三、新山、沼舘、鶴羽衣、沼尻等にに波及しています。
稲瀬地区の郷土芸能祭では伝承団体が揃って一斉歯打ちを披露したりします。

IMG_5160.jpg

尚、権現様に赤青の布を咬ませる所作がありますが、これは麻弊を噛ませてご利益を得ることの転化したものと思われます。

IMG_5165_20150901212903a64.jpg

さて、以上で胆江神楽大会の様子をお伝えしましたが、来年の第41回も楽しみにしています。

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.09.01 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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