大森神楽 田村二代 @ 第38回みちのく神楽大会
さて、本日は大森神楽さんの田村二代について
その前に大森神楽さんの由来について
「大森神楽は昭和45年7月、当時の衣川村立衣川小学校大森分校教諭の佐々木久雄(直木賞作家、三好京三)氏と当時衣川村の教育長で大原神楽の師匠、小坂盛雄氏が中心となり、分校の児童に神楽を伝授したのが始まりである。その後学校教育と関わりあいながら活動し、児童全員に踊り伝えられてきた。平成10年3月に大森分校が閉校になり、保存会としてスタートした」
とあります。現在の代表は佐藤吉訓さんで、この日も胴を取っておられます。
田村三代記からの演目ですが、二代利光が朝廷から預かった宝剣素早丸を携えて、今瀬が淵に出没する悪鬼退治を命ぜられ、霞の源太と海老名の源八を伴って悪鬼退治に向かい、神通の鏑矢で討ち取ったというストーリー。
利光公です。
家今瀬が渕で竜女に立ち向かう霞の源太と海老名の源八。
利光に代わって竜女の首を刎ねた海老名源八。
見事退治したことを祝って千代の御神楽となります。
後半は荒崩しになりますので、舞手が装束を改める間に胴取殿が撥車を披露!
いつもながら迫力のあるエネエルギッシュな荒崩しです。
この日の大森神楽さんは見事優勝の栄冠に輝きました。
動画でどうぞ。
