東北まぐら神楽 安倍の保名捕らわれの場 @みちのく神楽大会
さて、本日は第38回みちのく神楽大会に出かけてまいりました。 優勝 大森神楽 「田村二代」
今年の大会は、栗原市合併10周年にあたる記念大会ということで、例年より多い15団体による競演会でした。
結果は次の通りです。
準優勝 赤谷神楽 「鞍馬山の牛若丸」
第3位 中野神楽 「中尊寺月見坂の受難」
奨励賞 長下田神楽 「忠信兄継信尋ねの場」
築館文化協会賞 南沢神楽 「屋島合戦」
東北放送賞 栗原神楽 「曽我兄弟父の仇討ちの場」
個人賞
舞の部 長下田神楽 猪又一雄
声の部 館下神楽 水谷徳秋
胴の部 南沢神楽 石川ひろ子
さて、そのトップバッターは東北まぐら神楽さんの「安倍の保名とらわれの場」です。
東北まぐらさんは栗原の芸達者集団です。まぐら神楽さんの由来は次のとおりです
「平成17年に栗原の神楽好きの仲間が集まって自由闊達に神楽を演じる神楽チームとして結成したのが東北まぐら神楽です。
結成後の日は浅いですが実力派揃いです。」
ということですが、代表者は菅原清志さんです。
さて、演目の安倍の保名捕らわれの場は、信田明神に参詣した安倍保名が祝宴の幔幕を張っていると一匹の白狐が助けを請うて飛び込んできたので、心優しい保名は狐を自陣の幔幕の内に隠します。
するとそこへ石川悪右衛門が狐を追ってきて、白狐の行方を尋ねますが、それに応じない保名に対して縄を掛け、あくまで白狐を出せと迫ります.
事の始終を見ていた白狐は、礼盤上人に身を替えて悪右衛門を諭すとともに、自らの本性を保名に語り始めます。
葛の葉变化の狐です。
死後に保名は、これから源氏最高のため、奥深山へ修行に行く身であることを告げて信州から旅立つ場面です
動画でどうぞ。
