本郷神楽 三番叟 @本郷神楽百周年記念公演
さて、本日は本郷神楽さんの式舞の二番目、三番叟についてです。
三番叟は先の演目「翁」と対になる舞で、翁舞のもどきともいわれています。
本郷神楽の三番叟では、以前は道化がつき、三番叟の舞手を肩車したということなので、いわゆるマゴチョイのことだと思います。
幕出し歌は
〽 吉が野に 吉が野に 日が照るとも 日が照るとも
鶴とや亀との 孫連れて なにはともあれ かくもあれ 御祝い心で参らせ候
三番叟が自らの本地を説く詞章を述べますが、実に重厚でいながら軽妙洒脱な語り口で、威厳のある三番叟であります。
舞手は千葉巳喜男さんです。
三番叟のくずし舞的な沖の鴎の部分です。
扇と鉾を振りながら身を反らす所作を四方に向かって行います。
動画でどうぞ。
