市之通神楽 神楽御祝い @ 市之通神楽上演会
さて、本日は市之通神楽さんの上演会からプログラムにはなかったもので「神楽御祝い」についてです。
この日は、市之通地区の部落祭の中での神楽上演会でしたので、そのお祝いとして神楽衆があげたものです。
こちらでは「おいわい」と呼んでいましたが、山伏神楽の方では「ごいわい」とも呼んでいる。
山伏神楽では廻り神楽の宿で忌ごとができたり、数日逗留するなどして舞をすることがない日に、神楽衆が揃って神歌をあげることという。また、神楽を終えて直会になり酒肴が出た際に、飲食をする前に一同が手拍子を打ちつつ十数種の神歌を歌って祝う習わしがある。
瀬台野流の神楽団体ではこの流儀が伝えられている。
私が以前に、市之通神楽と同じく川内神楽の流れを汲む小田代神楽さんの直会に同席した際は、宴たけなわになったところで一同手拍子を取りながら「おいわい」を唱和していた。
その時の神歌も調子も両者同様のものであった。
神楽御祝いの一節を引用すると
〽 センヤーハー 八雲立つヨー 出雲八重垣妻込めてヨー 妻込めてヨー
センヤーハー 妻込めたりや その八重垣 その八重垣 ヤーハー 面白やー
センヤーハー この家はヨー 柱は氷で 雪の桁ヨー 雪の桁ヨー
センヤーハー 差すは水で 露のふき草 露のふき草ヨーホー 面白やー
動画でどうぞ。
