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2015.07.31 | Comments(4) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

長下田神楽 忠信、兄継信尋ねの場 @第38回みちのく神楽大会

本日は長下田神楽さんの忠信、兄継信尋ねの場についてです。

その前に、長下田神楽さんの由来について

「明治26年(1893)、岩手県西磐井郡花泉町の上油田神楽の南部神楽師 佐藤和三郎を師匠に招き、五穀豊穣を祈願して「橋向神楽」として創設されましたが、その後、二つに分かれ、昭和24年(1949)池田清治を師匠に「長下田神楽」として継承され、現在に至っています。」

とあります。現在の代表は猪股一雄さんです。

nageta22.jpg


さて、一の谷合戦の場面ですが、長下田神楽さんでは最初に平家方の武将、王城一の強弓精兵と言われた平教経が登場します。もちろん荒方です。
わっぱの菊王から受け取った管矢にて、源氏の武将佐藤継信を討ち取った、次は判官義経を射つなりと気炎を上げます。



場面変わって、義経が出て、家来の継信の姿が無いことに気づきます。

M1010026.jpg

そこで、継信の弟忠信に捜すよう命じます。

M1010030.jpg

「頃は弥生の三十日の晩、暗さも暗いよ、見て見えず。空に紫雲たなびき星一つだに無し。ここはいずこぞ、皆敵の国」と詠いながら捜す忠信。

はるか砂浜の向こうから兄の呼ぶ声が。

M1010033.jpg

継信は主君義経と弟忠信に形見を残して息絶えます。


M1010036.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.07.31 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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