市之通神楽 御神楽 @ 市之通神楽上演会
本日は、一関市大東町鳥海字市之通にある市之通自治会館「宝来館」で行われました市之通神楽上演会の模様をお伝えします。
その前に、市之通神楽さんの由来について
「大正6年の旧正月、及川長蔵が庭元となり、旧江刺郡田原村(現奥州市江刺区田原)の川内神楽菊地庄右衛門より瀬台野流神楽を伝授されたのが始まりとされる。
その後幾多の消長を経ながら、毎年10月1日の興田神社の例祭に神楽を奉納するなどし、また神楽演目の復活にも精力的に取り組んでいる」
ということで、現在の代表は伊東吉之進さんです。
元神楽である瀬台野神楽と川内神楽が活動停滞であるため、今となっては市之通神楽さんのように、しっかりと演目を出せる事自体が貴重になっています。.
今日見た市之通神楽さんの御神楽も、瀬台野神楽の御神楽とは少し異なっていて、他の地方からの影響が見て取れます。
この辺が、神楽分布の面白さで、市之通神楽さんの地理的条件からすると平泉長島経由の大東町圏南部神楽の伝承の影響が強いなということが推測されました。
とはいえ、こちらの神楽は紛れも無く奥州市水沢区の瀬台野流の神楽であることには間違いありません。
動画でどうぞ。
