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2015.06.11 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

本海獅子番楽 下直根講中 祓い獅子 @東北六魂祭郷土芸能ステージ

さて、本日は本海獅子番楽の獅子舞についてです。

鳥海山麓に点在する本海流番楽は寛永年間(1624~1645年)頃に京都醍醐寺三宝院末の当山派修験者であった本海坊が伝えたといわれる。番楽の伝承団体を一般的に「講中」と呼び、現在伝承している団体は上百宅番楽、下百宅番楽、上直根番楽、中直根番楽、前ノ沢番楽、下直根番楽、猿倉番楽、興屋番楽、二階番楽、平根番楽、八木山番楽、提鍋番楽、天池番楽の13講中です。



本海番楽は獅子頭を奉ずる獅子舞と、幕を張っての余興ともいうべき番楽から構成されており、諸曲のはじめには必ず獅子舞を奉ずる。かつては48番を数えた演目も今日では神舞、祓い獅子、先番楽、御神楽、三番叟、翁、鳥舞、屋島、三人立、二人曽我、要揃い、橋引、金巻、品ごぎ、もちつき となっている。


祓い獅子  舞歌がかかります

〽参りきて これのお庭を見渡せば 黄金こ草は 足にからまるヤー 

DSC03291.jpg

盆の14日の午後に直根の正重寺で、各集落から獅子が集まって獅子を振る。15日以後は秋彼岸まで「作祭り」「柱がらみ」厄除けの「御祈祷獅子」を振るという。10月の終わりから11月にかけて「糸貰い獅子」が回り、最後に「幕納め」で終わる。
他に番楽の師匠が亡くなったときに舞う「弔い獅子」もある。

DSC03304.jpg

また、毎年8月16日には「鳥海獅子まつり」が開催され、篝火の中で本海番楽をタップリと鑑賞できます。


動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.06.11 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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