山内番楽 曽我兄弟 @ 東北六魂祭郷土芸能ステージ
さて、本日は山内番楽さんの曽我兄弟について
山内番楽は南秋田郡五城目町に伝承されていて五城目番楽と総称されている。
根子番楽の原形と言われている五城目番楽は山内・中村・恋地・西野の四地区の保存会の方々によって受け継がれ、毎年5月本町祭典の宵祭に競演会が開かれている。
囃子に笛が欠けているが、勇壮な調子でより古風な感じがする。
山内番楽では、「番楽の家(番宿)」と呼ばれる特定の一家が、番楽の管理をしている。番楽には本来、表舞十二番・裏舞十二番の併せて二十四番があるが、現在舞われているのは十番ほど。
演目の曽我は、富士のすそ野の狩場で、父の敵・工藤左衛門祐経を討ち取った曽我十郎・五郎兄弟の舞
兄曽我十郎祐成と
弟曽我五郎時致
両者が刀と鞘を両の手に大きく振り回しながら舞うさまは正に激戦を思い起こさせます
最後に兄十郎は敵に討たれ、弟五郎一人で獅子奮迅の働きをする様を演じます。
奮戦の凄まじさを表現した演目で、「剣舞」とも呼ばれている。
動画でどうぞ。
