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2015.05.25 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

雄勝法印神楽 蛭児 @おがつの芸祭 鼓舞


さて、蛭児であるが、陸前浜の法印神楽には無くてはならない演目である。
伊弉諾伊弉冊二神の第一子として生まれながら足が不自由だったため高天原から天磐樟船に乗せられ流されてしまった。その後西の宮に行き着いて神様となったのですという物語である。

海から現れた神様なので大漁の守護神として浜の人々の信仰が篤いため、沿岸部の神楽では大同小異で必ず演じられます。

白翁面に烏帽子を付け、釣竿を背負って幕から出て自身の由来を唱える。



そこへ、、道化面のものが切り子の魚を持って登場し、舞台から降りて観客にちょっかいを掛けながら蛭児との釣り掛け合いをする訳ですが、この日の雄勝法印神楽さんは雄勝のお客さんたちを巻き込んで楽しい神楽にしようと、祭りの夜神楽の雰囲気を重視されたようです。


IMG_2522.jpg

で、舞台に引き上げられた観客も交えて魚買いの狂言となります。
めでたく商談が決まり、祝い唄が出たところでお開きになります。

IMG_2546.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.05.25 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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